ホンダは10月15日、燃費競技「Honda エコ マイレッジチャレンジ2024」に、カーボンニュートラル燃料クラスを新設した、と発表した。
この大会は、ホンダの『スーパーカブ50』などに搭載されている4ストローク50ccエンジンをベースに、参加者が手作りのマシンで燃費効率を競うものだ。1981年に始まり、これまでに1万5000チーム以上が参加している。
今回の新クラス設置は、ホンダの2050年カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一環だ。植物由来のバイオマスを原料としたカーボンニュートラル燃料を採用し、環境に優しいモータースポーツへの進化を図っている。
新クラス導入に先立ち、昨年度の全国大会では2チームによるエキシビション走行を実施。カーボンニュートラル燃料に初めて触れる参加者向けの講座や意見交換の機会を設け、若い世代の環境意識醸成とカーボンニュートラル燃料の認知拡大・理解促進に取り組んだ。
ホンダは今後、電動クラスの設置も視野に入れ、より一層環境に配慮した大会を目指す。この取り組みは、ものづくりの喜びや目標に向けて仲間とともにチャレンジする楽しさを伝えるとともに、若い世代のエンジニアの育成にも貢献することが見込まれている。
エコマイレッジチャレンジは、参加者が独創的なアイデアと技術力を駆使し、マシンの設計や形状、走り方など、あらゆる要素において効率を高めることを目指す。この過程で、参加者たちは環境技術や省エネルギーについての理解を深め、実践的なスキルを身につけることができる。
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