北米日産が新型ムラーノを発表した。現行型ノートの「ネコひげ」グリルを装備し、話題の2LのVCターボを搭載して登場する。一文字テールライトなども装備するなどトレンドは押さえたデザインはアメリカ市場ではどのように評価されるのだろうか?
文:ベストカーWeb編集部/写真:NISSAN
■ノート顔はSUVのためにあった?
新型ムラーノが北米で発表となった。日本では2015年の終売からご無沙汰だが、北米などのマーケットでは着々と進化を続けてきた。
今回4代目となるムラーノ。先代まではVQ35など従来からのパワートレインを使ってきたのだが、4代目になりエンジンは2LのVCターボエンジンを搭載。
241hp、35.9kgmのスペックを発揮するだけにSUVでも楽々走らせる。なかなか単独で日本市場に投入されないVCターボだが、せっかくいいエンジンがあるのにもったいない……。
そんなムラーノ、4代目はノートと共通のネコひげ顔で登場した。正直なところノートの標準車のデザインはなかなか個性的だが(ニスモはかっこいいのに)、ムラーノになるとかなりいい雰囲気だ。
しかもこのネコひげはなんとLEDで全体がきらりと光る。超薄型のLEDを使い綺麗な発光なのが見てとれる。この瞬間が日産だね、って感じ。
■内装も日産らしさ全開
内装はホワイトを基調としたデザインが今回の発表資料ではメインになっている。これまた綺麗なシートだが、上級グレードにはセミアリニンレザーを採用するなどラグジュアリーな演出も抜群だ。
さらにステアリングはDシェイプ状で、ドライバーの乗降にも優しい。アンビエントライトも64色から選べるなど、高級路線を推し進める。
ここまでのインテリアデザインなら北米での競合車種たちとも引けを取らないだろう。日本市場が寂しい日産だが、ムラーノやキックスはそこそこ収益を上げてくれる車種になりそうだが、日本投入はあるのだろうか?
2025年は日本でのムラーノ終売からちょうど10年ではあるが……。
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