豊田合成は、インドにおける安全規制の強化を背景にエアバッグの需要が拡大していることを受け、豊田合成ウノミンダインディアのニムラナ工場を拡張し、新たな建屋での生産を開始した。
インドではこれまで前面衝突対応のエアバッグの搭載が増加していたが、今後は車両の衝突安全アセスメントの強化により、側面衝突に対応するサイドエアバッグやカーテンエアバッグの装着が進むと見込まれている。豊田合成は、自動車メーカーのニーズに迅速に対応するため、インドでの開発・生産体制を整えており、その一環としてニムラナ工場を拡張した。
新工場の開所式では、豊田合成の齋藤克巳社長兼CEOが「この新建屋で生産されるエアバッグ製品の提供を通じて、顧客のニーズに応え、これらの安全装置の普及により、インドの安心・安全なモビリティ社会の実現に貢献していく」と述べた。
豊田合成のこの動きは、インドにおける自動車安全の向上と市場のニーズに応えるための重要なステップ。今後も同社は、インド市場でのプレゼンスを強化し、安全装置の普及に努めていく。
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