スバルのフラッグシップSUV、レガシィアウトバックが2025年3月いっぱいで販売を終了することがわかった。また、2024年10月24日からレガシィアウトバック30周年記念の500台限定特別仕様車も受注を開始する。
文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、スバル
■アウトバック生誕30周年記念の特別仕様車第2弾が登場!
すでにスバルの国内ラインナップからかつての「レガシィ」はツーリングワゴンもセダンのB4(北米では健在)もなくなってしまったが、唯一レガシィの名を今も残しているのが現行レガシィアウトバック。北米ではレガシィの名がつかずに「アウトバック」として販売されている。
北米では2019年のニューヨークショーで現行モデルがワールドプレミアされていたが、日本では先代モデルが2021年まで販売されており、同年からようやく現行型が導入された経緯があるのはご存じのとおり。
そのレガシィアウトバックが2025年3月でついに国内販売を終了することになった。2024年9月には歴代レガシィアウトバック生誕30周年を迎えて一部改良を受け、同時に30周年記念特別仕様車第1弾「Black Selection」が登場したばかりだった。
今回、販売終了を前に30周年記念特別仕様車第2弾「レガシィアウトバック30th Anniversary」も500台限定で登場。2024年10月24日から同年11月10日までの間、全国のスバル店で抽選エントリーを受け付ける。同年11月14日には抽選結果が申し込んだユーザーにメールで知らされるという。
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■専用刺繍もドアトリムに入って上質感マシマシ!
レガシィアウトバック30th Anniversaryは上級グレードの「Limited EX」をベースに、ブラック塗装が施されたフロントグリル、フロントバンパー&バンパーガード、ルーフレール、ドアミラーなどを装着。マットブラック塗装が施された18インチアルミホイールが精悍な印象で、専用のリアオーナメントの装着も特別感を演出する。
また、走りの面ではSTIがチューンした日立Astemo製SFRD(周波数応答型)フロントダンパーとSTIチューンのリアダンパーを装着。もともと乗り心地の面では評価の高かったレガシィアウトバックの上質でスポーティな走行性能を向上させているという。
インテリアでは専用のアイボリー×ブラックナッパレザーシートを装着。もちろん、フロントにはシートベンチレーションを採用し、運転席はクッション長調整機構付きだ。さらにドアトリムには「30th Anniversary」の文字が入った専用刺繡も入る。
価格は公表されていないが、スバルでは「販売店に問い合わせてください」としている。おおよそ460万円前後とみられる。
■名実ともに日本からレガシィの名が消える!
そもそもレガシィアウトバックの始祖は、2代目レガシィツーリングワゴンに1995年9月に追加された「グランドワゴン」。以後、3代目レガシィでは「ランカスター」の名で登場し、2003年に登場した4代目レガシィ以降は車名を「レガシィアウトバック」に変更して現行モデルまで販売されていた。
今回の特別仕様車は500台限定のモデルだが、通常のグレードについても2025年3月末をもって日本市場向けレガシィアウトバックの販売を終了。最後のレガシィアウトバックを欲しい人はスバルディーラーに急げ!
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