アウトドアブームにより人気上昇中の「車中泊」。レジャーだけでなく、災害時の非常手段としても注目されている。ここでは、平時・災害時を問わず、クルマの中で寝泊まりする際にあると便利なグッズや、車中泊での心得などを伝授する!!
※本稿は2024年9月のものです
文:大橋保之(カーネル編集部)/写真:AdobeStock(トップ画像=Kazu8@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2024年10月10日号
■あると便利な車中泊グッズ
緊急時でもレジャーでも、最初に準備しておきたい車中泊アイテムは3点。
まずは、コンパクトになる就寝用マット。目安は使用時に10cm前後の厚さがあるもの。凹凸を吸収してくれるからだ。車中泊専用品なら間違いないが、最近では量販品も多い。キャンプ用を流用しても可。
さらに寝具として、毛布やブランケットなどもあると便利。収納を考えると、コンパクトになるアウトドア用の寝袋がおすすめ。これが2点目。
最後は、窓に装着するシェード(目隠し)だ。外から車内が丸見えでは、安心して眠ることは難しい。セキュリティ面も考えると、女性や子どもがいる場合は、ぜひ準備しておきたいアイテムだ。
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■車中泊の心得その1:基本はエンジンオフ
車中泊を行う場合は、環境や騒音を考えて基本はエンジンオフ。アイドリングを指摘されて(して)揉めることは少なくない。ただし、夏の酷暑や冬の積雪、寒波がひどい場合は、けっして無理をせずにエンジンオン。エアコンを使用してほしい。
特に避難生活の場合は、命や体調が最も大切。ただし、積雪でマフラーがふさがれないか注意は必要。そもそも異常気象の場合は、車中泊を中止して、安全な場所に宿泊してほしい。
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■車中泊の心得その2:ペットマナーを守る
車中泊の強みのひとつが、ペットと一緒に泊まれること。クルマ旅では、一緒に行動できるので、安心して旅を楽しめる。
緊急時の避難生活であっても、ペットと一緒に生活を送れるので、車中泊を選ぶ人も多い。
しかし、すべての人が犬や猫に好意的ではない。なかにはアレルギーをもっている人もいる。くれぐれもリードは必携。むだ吠えをさせないことや糞尿の処理は徹底したい。日ごろのしつけから意識したい。
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■車中泊の心得その3:ゴミはしっかり管理する
車中泊で長年問題になっている問題のひとつがゴミ。長期のクルマ旅では、どうしてもゴミは溜まる。
コンビニや道の駅、高速道路のSA・PAのゴミ箱に、旅で溜めたごみを捨てるのはNG。北海道の道の駅では、ゴミ箱を撤去する事態に発展しているほど。
ゴミは持ち帰るか、処理してもらえるオートキャンプ場やRVパークで捨てる。避難時であっても要注意。どこにでも捨てていいわけではない。所定の場所で処理したい。
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