三菱自動車の米国部門は10月28日、主力SUV『アウトランダー』が、J.D.パワーの2024年米国マルチメディア品質・満足度調査において、小型/コンパクトセグメントで初めて1位を獲得した、と発表した。
この結果は、車載技術の進化が新車購入の決定要因として重要性を増している現状を反映しているという。
近年、自動車は急速に「走るコンピューター」へと進化しており、スマートフォンとの連携性能や車載技術の使いやすさが、消費者の購買リストに大きな影響を与えている。アウトランダーは2022年モデルとしてデビュー以来、ブランドに対する顧客の見方を変えることを目指してきた。
アウトランダーの成功の鍵は、直感的で効果的な車両とドライバーのインターフェースにある。9インチの大型ディスプレイを採用し、ワイヤレスApple CarPlayやAndroid Autoとの接続性を提供。さらに、ワイヤレス充電機能やUSB-A/USB-C接続オプションにより、様々なデバイスとの接続性を確保している。
また、MI-PILOT Assistと呼ばれる先進運転支援システムも搭載。車線中央維持支援や渋滞時の発進・停止支援など、ドライバーの負担を軽減する機能を提供している。My MITSUBISHI CONNECTサービスにより、リモートでの車内温度設定や車両始動も可能だ。
J.D.パワーの調査は、2024年モデルの新車購入者およびリース契約者9万9144人を対象に、所有後90日時点での音響システムや各種機能の品質、デザイン、特徴について評価したもの。
アウトランダーの2024年第3四半期までの販売台数は、前年同期比5.6%増を記録。インフォテインメントシステムの性能や使いやすさが、この好調な販売実績に寄与しているという。
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