BMWは11月から、プラグインハイブリッド車(PHEV)モデルの充電能力を大幅に向上させると発表した。この改良により、ユーザーは高電圧バッテリーをより短時間で充電できるようになり、日常的な電気走行の利便性が高まる。
具体的には、BMW『5シリーズ』の全PHEVバージョン、BMW『X5』の「xDrive50e」、そして新型『M5セダン』が、AC充電能力の向上の恩恵を受ける。これらのモデルの充電能力は、従来の7.4kWから11kWへと引き上げられる。
この充電能力の向上により、充電時間が大幅に短縮される。X5のxDrive50eの場合、バッテリーを0%から100%まで充電するのに要する時間が約3時間となる。一方、M5と5シリーズのPHEVでは、充電時間が1時間短縮され、2時間15分で完全充電が可能となる。
BMWは、この改良によって車両の日常的な電気走行ポテンシャルをより効果的かつ柔軟に活用できるようにする。充電時間の短縮は、ユーザーの利便性を高めるだけでなく、電気走行の機会を増やすことで、地域のゼロエミッション走行の促進にも貢献する。
なお、BMWは各モデルの燃費性能や二酸化炭素排出量についても詳細なデータを公表している。例えば、BMW X5 xDrive50eの場合、WLTPサイクルでの重量平均の電力・燃料消費量は100km当たり26.3~30.7kWhおよび0.8~1.2リットル、CO2排出量は1km当たり19~28gとなっている。
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