日産自動車の欧州Cセグメント・5ドアハッチバックBEV、『リーフ』の次期型プロトタイプを、スクープ班のカメラが初めて捉えた。次期型では、現行のファミリー向けハッチバックボディを捨て、よりスポーティな「クロスオーバークーペ」へと生まれ変わることがわかった。
リーフは、世界初の5人乗り電気自動車として2010年に発売、2019年にはEVとして史上初の40万台に到達する人気EVへと成長した。現行型となる第2世代は2017年から販売されており、8年ぶりのフルモデルチェンジだ。
写真に捉えたプロトタイプはカモフラージュされているが、クーペのようなルーフライン、角張ったリアエンド、高めの車高などがわかる。これらは2021年に発表された日産『チルアウト』コンセプトのスタイリング要素であり、日産の内田誠社長兼CEOが2023年に、「このコンセプトが次世代リーフになる」と発言した通りだ。
日産 チルアウト・コンセプトヘッドライトクラスターのデザインはチルアウトと若干異なり、車のフロント部分がより尖っているように見える。日産は最近、2026年までに欧州で3台の新型電気自動車を発売する計画を発表した際に、次期リーフの影のある画像と動画を公開した。『アリア』に見られるような、黒いVモーショングリルとブーメラン型のライトも採用される可能性がある。
そのほか、未来的なアルミホイール、Cピラーに統合されたリアドアハンドル、背面のスポイラーなどが見てとれる。
日産 リーフ 次期型 プロトタイプ次期リーフのプラットフォームは、ルノー『メガーヌEテック』、『セニックEテック』、日産アリアと同じ「AmpR」ミディアムプラットフォームを共有するはずだ。シングルおよびデュアル電動モーター設定に対応しており、次期リーフは従来モデルに比べて大幅にパワフルになるだろう。さらに、より効率的なバッテリーパックにより航続は25%長くなり、1回の充電で400kmプラスまで伸びると予想されている。
キャビン内では、『キャシュカイ』改良新型に搭載されている、GoogleのAndroid Automotiveオペレーティングシステムをベースにした、日産の最新のインフォテインメントシステムも期待していい。
リーフ次期型のワールドプレミアは2025年内とみられ、次世代『ジューク』、キャシュカイとともに、日産の英国サンダーランド工場で製造される。
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