ロータスの正規輸入代理店「LCI」は2013年7月25日、スポーツモデル新型エキシージSを国内で初公開した。価格は850万円でデリバリーは同年12月の予定。トヨタ製3.5L V6+SCを積んだライトウエイトスポーツ試乗の様子をレポート!(本稿は「ベストカー」2013年9月10日号に掲載した記事の再録版となります)

文:編集部

■べてのシチュエーションで楽しめる上級志向のロータス

ロータスDPM(ダイナミック・パフォーマンス・マネージメント)というスイッチが付いており、「ツーリング」「スポーツ」そして「DPMオフ」という3つのドライビングモードを切り替えることが可能

 当初のエキシージはエリーゼのワンメイクレース車両のスポーツエリーゼをベースにした公道走行用市販モデルとして発売され、エンジンも基本的にエリーゼと共通の1.8L直4エンジンが使われてきた。

350psのトヨタ製3.5L V6+スーパーチャージャーと1180kgの軽量ボディ!

 しかし3代目のエキシージSとなり、エリーゼのクーペ版から脱皮し、パワー重視型上級志向のライトウエイトスポーツに生まれ変わった。

 ミドに積まれるエンジンはトヨタ製2GR-FE型3.5L V6をベースにイートン社製のTVS(ツイン.ボーティス.シリーズ)を採用するハロップ製スーパーチャージャーで過給することによって、3.5Lの排気量から350ps/40.8kgmを発揮。

 0→100km/hは4秒、最高速度は274km/hに達する。

3.4L(325ps)/1400kg(PDK)のケイマンSに対し、エキシージSは3.5L(350ps)/1180kg

 この新しいパワートレーンに合わせホイールベースが70mm、フロントとリアのトレッドがそれぞれ42mm、全長も275mm拡大された。

 ボディサイズは現行エリーゼよりもひと回り大きい全長4080×全幅1800×全高1130mm。車重はオールアルミモノコックボディとFRPボディにより1180kg。

 エクステリアは、スプリッタータイプのフロントスポイラーやボディサイドのエアインテーク、大型のリアウイング&ディフューザーと大排気量スーパースポーツと比べても見劣りしないほどのカッコよさである。

太いサイドシルをまたいでコックピットに乗り込むとスパルタンさが漂う

 ライバルはズバリ、ケイマンS。「エリーゼはパワーが足りない、でも重いのはダメ」と思っていた人には朗報。きっと新規顧客を取り込むに違いない。

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■ロータスエキシージS 主要諸元

・全長×全幅×全高:4080×1800×1130mm
・ホイールベース:2370mm
・車両重量:1180kg
・エンジン:V6 DOHC VVT-i+スーパーチャージャー
・排気量:3456cc
・最高出力:350ps/7000rpm
・最大トルク:40.8kgm/4500rpm
・トランスミッション:6速MT
・駆動方式:MR
・サスペンション:ダブルウィッシュボーン
・タイヤ(前/後):205/45ZR17/265/35ZR18
・0→100km/h加速:4.0秒
・最高速度:274km/h
・価格:850万円

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