すでに1万台のオーダーを抱えるほど絶好調のスズキ 新型フロンクス。実車に触れてみると250万円台とは思えないデキで売れるのも納得。でも写真とは思っていたのと違う箇所も。でもそれこそがスズキであり、その判断はまさに英断なのだ。
文・写真:ベストカーWeb編集部
■高級感ハンパなくない!? マジでこれ200万円台かよ
新型フロンクスは内外装ともに価格を超えたデキ。いい意味でスズキらしくなく、リアなんか日本車随一のデザインの持ち主といっても過言ではないほど。内装だってインド仕様とは異なり、日本専用にブラック×ボルドーカラーで高級感がハンパないのだ。
シートはスイフトと同じフレームを使用しているものの、サイドサポートをはじめほぼフロンクスのための専用設計といってもいいほど。しかもホールド性がスイスポ並。インパネのデザインだってレクサスの先代NX並に飛び出た仕上がりで、エアコン操作パネルもブラインド操作が楽にできるデザインなのもお見事。見た目だって高級そのものなのだ。
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■ソフトパッド使用せず!! でも高級感がヤバいワケ
昨今のクルマはダッシュボード部分にソフトパッドを使用するのが当たり前。触り心地はもちろん見た目の高級感も格段にアップすることから、流行のアイテムであるのだ。
もちろん新型フロンクスにも採用されているかと思いきや、一切ナシ!! 個人的には実車に触れる前は助手席のボルドー部分やダッシュボードには使われているのかと思っていたが、触ってみたら硬いこと!!
とはいえ、実車で確認しても高級感は損なわれていないが不思議。じつは革張りに見えるようシボ(ざっくり言えば模様)にヒミツが隠されているのだ。言ってみれば革張りに見える模様を施しており、見た目の高級感を担保しているというワケ。
ボルドーよりもオールブラックがよりイイ気もするのだが、黒にしてしまうとこだわりのシボの存在感が損なわれ、デザイン全体のバランスと高級感を演出するべく、を選択したという。
ちなみに開発段階ではソフトパッドも検討していたというが、車両価格が上がってしまう点、そして日本仕様にだけ採用すると余計なコストがかかってしまうという理由で採用は見送りに。250万円台を実現しつつも、質感がほかのスズキ車よりも頭抜けている新型フロンクス。マジでオススメ!!!!!!!!!
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