車中泊する際には車を停める場所も問題だ。周囲の状況に気をつけなければならない。車内でどのようにして寝るのか、欠かせないアイテムは何か……。ホンダアクセスが車中泊をしたことがある人を対象に調査した。車中泊の機会がある人は参考にしてほしい。
ホンダ車向けの純正アクセサリーを開発・提供しているホンダアクセスは、自家用車を持っている20~69歳のドライバー1000人に対し「秋レジャーと車中泊に関する調査2024」をインターネットリサーチで実施した。9月13~17日に調査、ネットエイジアが調査に協力した。
●どこで車中泊をすることが最も多い?
これまでに車中泊をしたことがある人(340名)に、どこで車中泊をすることが最も多いか聞いたところ、「道の駅(車中泊可の道の駅)」(65.3%)が最も多くなり、「オートキャンプ場」、「RVパーク」と続いた。
年代別にみると、20代では「オートキャンプ場」(32.4%)が全体と比べて10ポイント以上高いいっぽうで、「道の駅(車中泊可の道の駅)」が全体と比べて10ポイント以上低くなる。30代、40代では「道の駅(車中泊可の道の駅)」のほうが「オートキャンプ場」より人気だ。
なお「道の駅」は休憩施設であるため、仮眠は許されるが、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はできない。ただし、専用のスペースを設けて車中泊を許可している道の駅あるので、事前に確認するとよい。
●近くにトイレがあるか
これまでに車中泊をしたことがある人に、車中泊をする際に気をつけていることを聞いたところ、「近くにトイレがあるか確認する」(48.5%)が最も多くなり、「車内にいるときもドアをロックする」、「車中泊してもいい場所か確認する」、「暑さ対策・寒さ対策を忘れない」、「外から車内が見えないようにする」が続いた。
車をどこに停めるか、車内でどう過ごすか、何を持っていくかなど、車中泊アクティビティの軸となる質問&回答だ。
ホンダ N-VAN●経験回数で変わる車内での寝方
車中泊の際、どのようにして寝たことがあるか聞いたところ、「運転席・助手席で背もたれを倒して」は62.1%、「後部座席で横になって」は37.9%、「フルフラットにして(マット・マットレスは使わない)」は28.8%、「フルフラット・荷室でマット・マットレスを敷いて」は24.1%、「ベッド(ベッドキット含む)で」は4.7%となった。
車中泊の経験回数別にみると、「フルフラット・荷室でマット・マットレスを敷いて」は経験回数が多くなるにつれ高率になる傾向がみられ、車中泊経験回数10回以上の人では39.2%だった。経験回数10回以上の人では「ベッド(ベッドキット含む)で」も多くなる。「フルフラット・荷室でマット・マットレスを敷いて」がいちばん少なかった経験回数1~2回の人は「運転席・助手席で背もたれを倒して」が最も多い。
●車中泊をする際に欠かせないと思うアイテムTOP3
車中泊をする際に欠かせないと思うアイテムを聞いたところ、「ブランケット」(35.6%)が最も多くなり、「スマートフォン充電ケーブル」、「クッション」、「クーラーボックス」、「懐中電灯」が続いた。
男女別にみると、女性では「ブランケット」が48.8%と、男性(27.5%)と比べて20ポイント以上高い。「女性には、寒暖差が大きい場合に備えて、身体を冷やさないようブランケットを常備しておくことが大切だと考えている人が多いようだ」とホンダアクセスは分析する。
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