マツダは11月7日に開催された2025年3月期第2四半期決算発表会にて、4気筒の新型エンジン「SKYACTIV-Z」を開発中であると発表した。電動化が推し進められる中、「まさかの新型エンジン!」とSNSでも大きな反響を呼んでいる。

SKYACTIV-Zエンジンは「SKYACTIV-G」や「SKYACTIV-X」に続く次世代エンジンとして位置付けられており、2027年中の市場投入を目指している。

理論燃焼であるラムダワン燃焼を活用し、低回転から高回転まで広範囲でのスーパーリーンバーン燃焼を実現する設計で、これにより熱効率を大幅に向上させ、優れた環境性能と高い走行性能の両立を図るという。さらに、この燃焼技術は将来的に直列6気筒エンジンにも応用する計画があり、排出ガス削減に貢献するとしている。

マツダは、電動化の進展に伴い、従来型エンジンについても「選択と集中」を進め、種類数の集約による効率化を図る方針。同社はロータリーエンジンの開発も進めており、多様なエンジン技術を持続可能な形で提供することを目指している。「SKYACTIV-Z」は、欧州のユーロ7や米国のLEV4・Tier4といった厳しい環境規制に対応する予定で、環境基準の強化に対応しつつ、走行性能も向上させる意向だ。

マツダの新エンジンに関してX(旧Twitter)では、「SKYACTIV-Zだと!?」「時たま驚かしてくれる自動車メーカー」と驚きの声が大きい。さらに「電気に媚びないマツダがやっぱり好き」「難題に対して技術で答えを出す、日本メーカーの心意気」「期待してるぜ!」など、環境対策の切り札としてあえてエンジンを選ぶマツダに賞賛の声もみられた。

一方で、「SKYACTIV-Xが開発時に言ってた事ほとんど実現できてなかったから、不安しかない」「まずはSKYACTIV-Xを仕上げてからにして…」と、鳴物入りで登場したものの振るわなかったSKYACTIV-Xを踏まえ、オーナーを中心に不安視するコメントも散見された。

現段階ではメカニズムの詳細や搭載車種などは不明なものの、全体としてSKYACTIV-Zに対する期待は大きい。ファンならずとも続報に注目だ。

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