たかがエアコンパネル、されどエアコンパネル。一見そこまで大事なモノとも思えないが、使用頻度もハンパないため、操作性や見た目ってかなり大事。個人的にグッと来ているのが90年代の三菱渾身のエアコンパネルだ。これ結構よかったのよ!!!!!
文・写真:ベストカーWeb編集部
■やっぱり物理ボタン最高!! エアコンこそブライド操作が大事なのよ
少し前まではマニュアルかオート程度であったが、今や音声認識や静電式などなど、車内空調の操作は多岐に渡る。絶滅寸前のマニュアルエアコンって細かく自分好みに設定できるから好きだったのだが。
クルマを買うとなれば見た目も大事だが、じつは一番目にするのは内装であり、その操作性はかなり重要なポイント。見た目はいいけど静電式は走行中の調整がしにくいため、やっぱり物理ボタン!! という人も多いハズだ。
■スペースがやっぱ一番の問題か!? でもこれ超絶使いやすかったのよ
個人的に一番秀逸だと思うのが三菱が90年代のクルマのほとんどに採用していた独特なデザインのエアコンパネルだ。これ中央にモノクロの液晶パネルが備わり、ひと目見て今どのような動きをしているのかがわかる優れもの。
ほぼ2DINサイズのため場所をかなりとてしまうのが難点であったが、使い勝手もバツグン。温度調整はダイヤルだし、デフロスターなどのボタンには小さく凹凸が付くなど、走行中のブラインドタッチも可能。
これが当時のギャランやレグナム、ランサーシリーズにミラージュ。さらにはチャレンジャーに2代目途中からパジェロにも採用されるなど、一部の車種を除いたほとんどのクルマに採用されていたのだ。
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■ナビの台頭で廃れた!? でもエアコンこそ使いやすさ最優先で考えてよ……
だが、1999年に登場の3代目パジェロのころからダイヤル式に変更され、他の車種も同じ変遷をたどることに。筆者はチャレンジャー→3代目パジェロと自宅にあったのだが、どうもチャレンジャーのエアコンパネルがより使い勝手も見た目もよかった気も。
おそらく先に述べた通り場所を結構とるため、ナビなどのオーディオが最優先事項となったのを機に衰退してしまったのだ。
今やエアコンパネル自体無くなり、すべてを中央のモニターで操作するモデルが増えたが、やっぱりブライド操作を考えると従来通りのスイッチ満載のパネルが望ましいと思えるのだが。
ともあれ、三菱渾身のエアコンパネル、こいった凝ったデザインの操作パネル今となってはいい思い出です。
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