ステランティス傘下のクライスラーは、ミニバン『パシフィカ』の2025年モデルを、ロサンゼルスモーターショー2024で発表した。

2025年モデルには、新たに「ファミリー・アドベンチャー・ビークル(FAV)エディション」が追加された。この新モデルは、家族での冒険をさらに楽しくするための装備を充実させている。

パシフィカは2024年、米国でミニバン販売台数トップを記録。さらにプラグインハイブリッド車としても4位にランクインするなど、高い人気を誇っている。今回発表されたFAVエディションは、そんなパシフィカの魅力をさらに高める特別仕様車となっている。

FAVエディションの最大の特徴は、ルーフに装着されるThule製のカーゴキャリアだ。これにより、荷室容量が約0.45立法m増加し、ミニバンクラス最大となる約4.4立法mの積載量を実現した。テントやクーラーボックス、ビーチチェアなど、アウトドアで活躍するアイテムを余裕で積み込むことができる。

クライスラー『パシフィカ』のFAVエディション

外観では、ブラックアウトされた18インチホイールや専用フロントフェイシア、リアバランスなどを採用した。さらに、ドライバーとフロント助手席ドアには専用のFAVデカールが貼られ、特別感を演出している。

内装では、10.1インチの大型タッチスクリーンを備えたUconnect 5システムにナビゲーション機能を追加。また、Harman Kardon製の19スピーカーオーディオシステム(プラグインハイブリッド車は20スピーカー)を搭載し、高音質なサウンドを楽しむことができる。

さらに、Mopar製の全天候フロアマットや大型カーゴマットも標準装備。雨や泥、雪、飲み物のこぼれなどから車内を保護し、次の冒険に備えることができる。

FAVエディションは、ガソリン車の前輪駆動モデルと4輪駆動モデル、そしてプラグインハイブリッドモデルで展開される。外装色はダイヤモンドブラック、レッドホット、ブライトホワイトの3色から選択可能だ。

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