ステランティスは12月1日、カルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)が辞任したと発表した。

ステランティスの取締役会は、ジョン・エルカン会長の下でタバレス氏の辞任を受理した。新たな常任CEOを任命するプロセスはすでに進行中で、取締役会の特別委員会が管理し、2025年前半までに結論を出す予定だ。

それまでの間、ジョン・エルカン会長が議長を務める新たな暫定執行委員会が設立される。会社は2024年10月31日に発表した2024年通期の業績見通しを変更しないことを確認している。

ステランティスの筆頭独立取締役であるアンリ・ド・カストリ氏は、「ステランティスの創設以来の成功は、主要株主、取締役会、CEOの完璧な連携に根ざしていた。しかし、ここ数週間で異なる見解が浮上し、今日の決定に至った」とコメントした。

エルカン会長は、「カルロス氏の長年の献身的な貢献と、ステランティスの創設、さらにはPSAとオペルの以前の再建における役割に感謝する」と述べた。また、「新CEOを任命するプロセスを完了させる間、新しい暫定執行委員会と協力して働く」と付け加えた。

ステランティスは、フランスのプジョー・シトロエン・グループ(PSA)とイタリア系アメリカ企業のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が2021年に合併して誕生した自動車大手。タバレス氏は合併前からPSAのCEOを務め、合併後もステランティスのCEOとして指揮を執ってきた。

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