BMWのフラッグシップ・アドベンチャーモデル「R1300GS」は、2024年モデルでフルチェンジを果たしたばかり。軽量化と最新電子制御によるライダー支援システムはオフロードを更に力強く、快適に楽しめる仕様に仕上げられた。ところがミラノショー2024会場に、そんなR1300GSをオンロードレーサーに創り変えるという、強烈な製品がスペインのプーチから発表された!

  文/Webikeプラス編集部  

その名はPuig「R 1300 GS PISTA」スペインの名門外装メーカーが手掛けるフルキット

 元の姿がアドベンチャーモデルだったことは、説明されないとわからないだろう。そのくらいスタンダードからかけ離れたシルエットとなった「R1300GS PISTA(ピスタ)」は、スペインの外装メーカー・Puig(プーチ)が発売する外装キットを装備したもの。よく見ればBMW・GSらしい1300ccのボクサーツインエンジンや、独特なフロントショックのテレレバーを確認することができる。PISTAとは「トラック(サーキット)」の意味だという。

 ボディパネルは全面的に刷新され、ダウンフォースを生み出すウィング付きエアロカウル、小型のスクリーン、ヘッドライトカバー、タンクカバー、シートカウル、ショートフェンダーとブレーキディスクダクトを装備。オンロードの空力性能アップに向けて外装を見直した結果、スタイルはGPマシンのように流麗なものとなった。さらにホイールはRotobox製のカーボンリムとし、サイズは17インチに変更。可変フェアリングも追加し、ライダーの足へ当たる流速を調整することができる。

 

 

 

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 さらに驚きたいのは、このカスタムはあくまで「外装キット」であるということ。なんとほとんどがボルトオンパーツで占められており、個人で実現することも可能なのだという。これを発表したプーチは、1964年に創業された名門外装メーカー。樹脂製品加工技術は世界中で高い評価を得ており、特にレーシングスクリーンは様々なレースシーンに登場し、MotoGP参戦機にも採用されているほど。このプーチが手掛けた「R 1300 GS PISTA」も、当然レースレベルの高度なエアロダイナミクスに基づいて設計されている。

 価格、発売時期は未定だが、プーチ製品は日本でも販売されており、このキットを日本で装着することも夢ではないだろう……R1300GSをサーキットで全開にしたい!という稀有なオーナーは、続報を待ってほしい。

 

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詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/423905/

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