シトロエンは、新型コンパクトSUV『エアクロス』を南アフリカで発表した。
新型エアクロスの最大の特徴は、7人乗りオプションを用意した点。BセグメントのコンパクトSUVでは珍しい3列シートを採用し、家族連れのニーズに応える。標準の5人乗りモデルに加え、2人分の追加シートを簡単に着脱できる「5+2」シート構成を選択可能だ。
価格面では、新たに投入されるエントリーモデルが注目を集めている。61kWのピュアテックエンジンと5速マニュアルトランスミッションを組み合わせたこのモデルは、26万9900ランド(約230万円)からという魅力的な価格設定だ。これにより、エアクロスの価格競争力が大幅に強化される。
パワートレインのラインアップには、1.2リットル第3世代ピュアテックターボエンジン(81kW、205Nm)も継続して用意される。このエンジンは6速オートマチックトランスミッションとの組み合わせとなる。
インテリアでは、10インチHDタッチスクリーンを採用した最新のインフォテインメントシステムを搭載。Apple CarPlayやAndroid Autoにワイヤレスで対応し、スマートフォンとの連携も容易だ。さらに、専用アプリ「MyCitroen Connect」を使用することで、車両管理がよりスムーズに行えるようになっている。
シトロエン独自の先進サスペンションシステムにより、快適な乗り心地も実現。デザイン面でも、シトロエンらしい個性的なスタイリングを採用し、若い家族層にアピールする。
新型エアクロスは、実用性と先進性を兼ね備えたコンパクトSUVとして、競争の激しい家族向け市場で存在感を示している。
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