開催中のインターモト(ケルンショー)にて、カワサキはスペシャルカラーのZ900RS SEを発表した。ドイツ国旗シュヴァルツ・ロート・ドルトのエンブレムを備えたこのモデルは、カワサキドイツ設立から50周年を記念し、150台限定で販売される。価格は1万5695ユーロ(約250万円)だ。
文/Webikeプラス編集部ブラックボディのSEにゴールドアルマイトをアクセント装備
カワサキが二輪車開発を本格化し、アメリカへ進出したのは1964年のこと。ヨーロッパへの本格進出はそれより遅く、カワサキドイツが設立されたのは1975年だった。進出初期にはカワサキの競合として、BSAやノートン、BMWといった名門欧州メーカーが競っていたが、「500SS MACHIII」などの独創的&ハイパワーなマシンでヨーロッパのファンを着実に増加。直列6気筒エンジンで世界の注目を集めた「Z1300」の初お披露目もドイツが舞台だった。
現在も多くのファンを抱えるカワサキドイツは、2025年でその設立50周年となることを記念し、日本でも大人気を誇る「Z900RS」をベースとした特別車両を、インターモトにて発表した。ベースとなっているのは2024年モデルのZ900RS SEで、オーリンズ製前後サスペンションやブレンボ製モノブロックM4.32ブレーキキャリパー、300mmディスクを装備。強化された足回りでスポーティーな走行フィールをもつ仕様だ。
限定仕様では、スタンダードなSEの装備に加え、ドイツらしい黒&金のカラーリングを強化するアクセントパーツを装着。ゴールドアルマイトのアルミ製ヒールガード、ハンドルバーエンドウェイト、ラジエーターサイドパネルを装備しているほか、サイドカバー&ハンドルブリッジに記念ナンバリングを刻印、さらにタンクには「50 Years of Kawasaki Germany」のエンブレムタンクトップが備えられている。またシートも特製で、座面にゴールドステッチを施したダイヤモンドパターンとなっており、スタンダードとは違う高級感を放つ。
このZ900RS SEは限定150台の販売となり、現在はカワサキドイツにて予約を受け付けている(ナンバーの希望も先着順で可能だ)。価格は1万5695ユーロ(約250万円)で、通常のSEよりも約10万円高い設定となっている。また購入者にはナンバー入り証明書、アニバーサリーブック、50周年記念額装入りの限定ボックスなどの付属品もプレゼントされるという。
Z900RS SE 50周年記念モデル[2025]主要諸元
・全長×全幅×全高:2100×865×1150mm
・ホイールベース:1470mm
・シート高:800mm/810mm
・車重:215Kg
・エンジン:4ストローク水冷並列4気筒 DOHC4バルブ948cc
・最高出力:111PS/8500rpm
・最大トルク:10.0kg-m/6500rpm
・燃料タンク容量:17L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
・価格:1万5695ユーロ(約250万円)
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
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