1/64スケールクラスで、チューニングカーやレアモデルなど、多彩なバリエーションで飽きさせないアメリカ生まれのミニカーブランド『ホットウィール』(Hot Wheels)。今回は、走りを感じさせるロードカーが充実したラインナップだ。

美しく激しいスタンス、TRA京都のパンデムで武装したR32 GT-Rが登場

「モダン・クラシックス」には5台のクールなストリートマシンが揃う

ダイキャストシャシーと、リアルライダーと呼ばれるゴムタイヤを採用した、ホットウィールの中でもハイクオリティなアイテムの「プレミアムカー」。月ごとに様々なテーマに沿ってラインナップするのが「カーカルチャー」シリーズだ。今回「モダン・クラシックス」と題したのは、チョイ古でレーシーな5台。

日産 スカイライン GT-R (R32) パンデム(12月21日発売)

12月21日発売のイチオシ「日産 スカイラインGT-R(R32)パンデム」は、新規金型(ニューキャスト)を製作。1989年R32型で16年ぶりに復活したスカイラインの最強バージョンは、レース規定を見据えて排気量を決定した専用設計の2.6リットル直6ツインターボを搭載。ハイテク制御のサスペンションと4WDシステム(アテーサE-TS)で世界各地のレースやサーキットを席巻した。

日産 スカイライン GT-R (R32) パンデム(12月21日発売)

このBNR32型GT-Rをベースに、TRA京都が製作したパンデムのボディキットを装着したカスタムカーが今回のモチーフで、迫力があるビス留めのワイドボディとなっている。しかも本物は世界的なプロドリフトシリーズであるフォーミュラ・ドリフトジャパンの参戦車両で、キャッチーなリバリーもコレクション心をくすぐるファンの多い1台だ。

日産 スカイライン GT-R(BCNR33)12月21日発売

日産 スカイラインGT-R(BCNR33)」は、BNR32に続く第2期GT-Rの2作目。新車当時はベースとなるスカイラインを含め、先代から大型化したボディサイズが不評だったが近年になって再評価されている。

今回はほぼノーマルのスタイリングで、ホワイトのボディにチューニングパーツブランド「Greddy」のロゴが入る。フロント周りは、当初はN1仕様のみ、後期型では全車に標準装備されたエアダクト付きバンパーを再現している。

スバル フォレスター STi(12月21日発売)

スバル・フォレスターSTi」は、2002年発売の2代目フォレスターに用意されたSTiバージョンがモチーフ。2004年のマイナーチェンジで追加された、日本国内専売のスポーツグレードだ。フォレスターはSUV的なスタイルだが、STi仕様は265psの2.5リットル水平対向4気筒ターボと6速MTを搭載するとともに、最低地上高を40mmローダウンしている。

メルセデス・ベンツ 190 E 2.5-16 エボリューションII(12月21日発売)

日本車が顔を揃える中、欧州勢から1台のみ加わったのが「メルセデス・ベンツ 190E 2.5-16エボリューションII」。Cクラスの起源であるコンパクトセダン、190シリーズことW201型のグループAホモロゲーション車両で、1990年に500台が生産された。レースエンジンの名門・コスワースが手がけた2.5リットル直4は、235psを発生。前年のエボIより空力性能を高めたバンパーやフェンダー、大型化したリアスポイラーを装備する。今回は亜鉛メッキコートで、シルバーアローのシャープなボディカラーを表現した。

「日産 シルエイティ」は、他の4車種に追って2025年1月下旬の発売が予定されている。

ダットラ・サニトラの極上カスタムに首ったけ!トラッキン・スラムドのどちらがお好み?

1975 ダットサン サニートラック(B120)/ カスタム '93 日産 ハードボディ (D21) 12月21日発売

テーマに沿った2台を組み合わせた「プレミアム2パック」には、多様な顔ぶれの3種類が加わった。「1975 ダットサン・サニートラック(B120)/カスタム 93 日産ハードボディ(D21)」は、日産の小型ピックアップのセットだ。

1975 ダットサン サニートラック(B120)12月21日発売

サニトラこと日産『サニートラック』は1967年、初代サニーをベースに開発。今回の2代目は1971年登場で、日本では1994年、海外では2008年まで販売され、商用車としてだけでなく、カスタムやチューニングのベースとしても支持された。

カスタム '93 日産 ハードボディ (D21) 12月21日発売

ハードボディはダットラこと日産『ダットサントラック』の海外仕様。今回は9代目ダットラのアメリカ仕様を、極端にローダウンしたスラムドスタンスに仕立て、西海岸風の鮮やかなボディカラーとグラフィックペイントで仕上げた。

ポルシェ 993 GT2/ ポルシェ 718 ケイマン GT4(12月21日発売)

ポルシェ993 GT2/ポルシェ 718ケイマン GT4」は、コンペティション系ポルシェのコンビ。最後の空冷ポルシェとなった911(Type993)に設定されたGT2は、FIA GTのGT2規定に沿って製作された。3.6リットルのツインターボを搭載し、当初は430ps、のちに450psを発生。4WDを採用する911ターボに対し、後輪駆動化や装備の簡素化などで大幅に軽量化している。レースカーとロードカーを合わせても、生産台数は60台弱とされる激レアモデルだ。

718ケイマン GT4は市販モデルの高性能版で、水平対向エンジンはスタンダードなポルシェ『ケイマン』の4気筒ターボに対し、6気筒となる。911カレラ系の3.0リットルターボと基本設計を共有しているが、4.0リットル自然吸気に生まれ変わり、420psを発生。車名の由来であるFIA GT4規定のレースに参戦するためのクラブスポーツ仕様も用意する。

アウディ S4 クワトロ/ アウディ R8 LMS(12月21日発売)

アウディS4クワトロ/アウディR8LMS」は、アウディが誇るスポーツモデル。アウディ『S4』の名は1992年、上級セダン/ワゴンである100の上位仕様ではじめて使われたが、今回のS4は初代A4がベースで、1997年に登場。2.7リットルV6ツインターボを搭載した4WDモデルで、セダンのほかアバントと呼ばれるワゴンも用意した。

同じくアウディ『R8』は2006年に発売されたアウディ初の市販ミッドシップスポーツで、ランボルギーニ・ガヤルドの兄弟車となるスーパーカー。LMSはFIA GT3規定のレースマシンだ。今回の2代目は、後輪駆動化などで市販車より400kg以上も軽量化。2015年、市販車発表の前年にはニュルブルクリンク24時間で、デビュー戦にして総合優勝している。

イカしたストリートカーが揃ったカーカルチャー「モダン・クラシックス」の価格は各880円(税込)、希少な車をホットウィールらしいスタイルとディテールで組み合わせた「プレミアム2パック」の価格は各1,760円(税込)。思わずサンタさんにお願いしたくなる、12月に発売されるホットウィールの新製品達。ホットウィールの最新情報は、公式ウェブサイトをチェックしよう!

世界No.1のミニカーブランド!ホットウィール公式webサイトはこちら

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。