イタリアのカロッツェリアのザガート(Zagato)は、スポーツカーの『AGTZツインテール』の実車を完成させ、5月23日にオンラインで発表し、5月25日にイタリアのコモ湖畔でワールドプレミアする予定だ。

ザガートは1919年、イタリア・ミラノに設立された。航空機の機体開発から得た軽量設計ノウハウを生かし、1929年にアルファロメオ『6C 1750 GS』、1932年にアルファロメオ『8C 2300』など、数多くの名車を送り出してきた名門だ。アストンマーチンやマセラティとのコラボレーションでも、その名を世界に知らしめた。

AGTZツインテールは、ポーランドのスーパーカーディーラー「La Squadra」とザガートの提携により、開発されたモデルだ。ベースは、アルピーヌ『A110』。ダイナミックなデザインは、取り外し可能なリアボディによって、ロングテールとショートテールを切り替えることができる。

AGTZツインテールのモチーフは、1968~1969年にルマン24時間耐久レースに参戦したアルピーヌ『A220』に求められた。ルマンでの勝利という高い目標を達成することはできなかったA220はその後、ロングテールを切り落とし、300mm短いショートテールデザインに変更された。そして、短距離レースやラリーに参戦し、表彰台に立っている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。