米商務省は9日、日米の大学と企業が人工知能（AI）研究で提携すると発表した。マイクロソフト（MS）やアマゾンなどの米企業と日本企業が総額1・1億ドル（約166億円）を支援する。対話型AI「チャットGPT」の登場で急速に市場が拡大するAI分野で日米の産学連携を後押しする狙いがある。
慶応大学とカーネギーメロン大学（東部ペンシルベニア州）が提携し、MSと英半導体設計大手アーム、日本の企業連合が資金支援する。筑波大学とワシントン大学（西部ワシントン州）の提携に対しては、アマゾンと米半導体大手エヌビディアが支援する。
9日に米首都ワシントンで署名式を開き、米国側からレモンド商務長官、日本側から盛山正仁文部科学相が出席した。【ワシントン大久保渉】
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