自転車に乗る際のヘルメットの着用が努力義務になってから1年余りがたち、5月23日朝、鹿児島市で通学中の高校生に正しいヘルメットの着け方の指導が行われました。

指導が行われたのは、生徒の半数以上が自転車で通う、県立鹿児島工業高校の通学路4カ所です。

生徒の通学時間の午前8時ごろ、鹿児島市草牟田2丁目の国道3号線の交差点には、教師と警察官の約20人が立ち、自転車で登校する生徒たちに、緩んだあごひもを適切な長さに締めるよう呼びかけました。

警察によりますと、ヘルメットの着用が努力義務となった2023年4月から12月にかけて、県内のヘルメットの着用率は約1割に留まり、着用が定着していないということです。

また、ヘルメットを着けた場合と着けていない場合では、交通事故の死亡率に約2倍の開きがあるということで、警察は、ヘルメット着用の重要性を訴えています。

鹿児島西警察署 交通課・松田健史課長
「自転車乗車中の交通事故については、頭部の保護が特に被害軽減において重要。自転車乗車中のヘルメット着用に努めて頂くようよろしくお願いします」

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