パンフォーユーがパン店と共同開発した「ひんやりパンスイーツ」

冷凍パンの定期配達などを手がけるパンフォーユー(群馬県桐生市)は、半解凍でも食べられる冷たいパンスイーツをパン店と共同開発した。同社が提携パン店の冷凍パンを定期配達している「パンスク」の新規会員を対象に、定期配達の1回分として送る。夏に向けた新商品で、新規顧客を開拓する。

6つのパン店と計8商品を開発し、「ひんやりパンスイーツ」として売り込む。果物やクリームを使ったメニューが多く、スイーツ感を押し出した。6月14日までにパンスクの新規登録をした人が対象。好きなパン店を選んで贈り物や自分用などに1回分を送れる「パンスクギフト」でも6月末ごろから取り扱う予定だ。

パンフォーユーによると、パン店では夏の売り上げが減ることが課題だ。共同開発に参加したパン店からは「夏は来店客数が減り、冬の繁盛期と比べて売り上げが半減する時期もある」との声も上がる。利用客の反応も見ながら、ひんやりパンスイーツの店頭販売も検討するという。

パンフォーユーはパン店の課題などを解決する目的で「パン救(すく)プロジェクト」を始動し、ひんやりパンスイーツは第1弾となる。矢野健太社長は「夏場は冷たいものを食べたいというニーズが高まる。パンを選択肢に入れてもらえるようにしたい」と意気込む。

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