5月29日、新潟県見附市の見附駅前に新たな交流スペースがオープンしました。閑散としていた駅前に人が集まり、中高生や子育て世代がそれぞれの生活スタイルに合わせた活用法を見つけることができそうです。
【長谷川珠子アナウンサー】
「見附駅前に約40年前からある駐輪場がリニューアルしました。1階はこれまで通り、自転車が並んでいますが、今回2階が大きな変化を遂げています」
階段を上ると、そこにはイスやテーブルが並んだ開放的な空間が!駐輪場の2階が市民の交流スペース「MITSUKERU」に生まれ変わりました。
29日、お披露目されると、さっそく様々な世代の利用者が。
【小学生】
「楽しい!小学校の終わりに、こんなことなんてないと思う」
午前10時~午後9時まで毎日無料で利用できるMITSUKERU。駅周辺のにぎわいづくりを行うNPO法人が運営します。
【doみつけ 木村祐太 理事長】
「(見附駅は)1日約4000人使われているが、その7割が高校生や学生。駅を見ても、ただ通り過ぎる場所で閑散としてあまり活気がないのが課題だった」
見附駅前を活性化するべく、6年前から駐輪場でビアガーデンやワークショップを開催し、社会実験を行ってきましたが、無料でいつでも使える居心地の良い場所を求める意見が多く、交流スペースの設置が採用されました。
交流スペースには見附ならではの仕掛けが…
【長谷川珠子アナウンサー】
「様々な布が使われたおしゃれなソファー。実は織物やニットを製造する地元の企業が提供した残布で作られています」
地元の特産でもあるニット製品を作る際に余った布がシートに使われています。
【帝人フロンティアDG 田中秀典 社長】
「ものづくりの良さは短時間では伝えられるものではないので、そこを補完するためにも、こういう施設で(見附の産業に)興味を持ってもらいたい」
駐輪場の新しい姿に駅を利用する高校生は…
【高校生】
「テスト勉強をしたり、みんなでワイワイするところに使いたい。新しいつながりを増やし、て学校ではできないこと、知らないことをたくさん話し合って知りたい」
また、2人の息子を毎日駅まで送り迎えする母親にとっても有効活用できる場になりそうです。
【母親】
「(兄と弟で)利用する電車の時間が違うので、空き時間に使わせてもらいたい。こうしてゆっくり待てる場所ができてうれしい」
【doみつけ 木村祐太 理事長】
「多人数じゃなくても少人数で集まって会話を楽しんだりとか、新しい会話や出会いやアイデアが生まれてくれれば」
人が集まる場所に生まれ変わった見附駅。世代を超えて、自分なりの過ごし方を見つけていけそうです。
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