半導体などの生産現場で働くエンジニアが技術を磨くための研修施設の増床が完了し、30日、報道陣にお披露目されました。

【西村 勇気 アナウンサー】
「ここにあるのはかつて工場で使われていた半導体の製造装置です。研修生は実際の機械に触れながら研修の導入部分を学ぶということです」

大津町にある日総テクニカルセンター熊本。

神奈川・横浜市に本社を構える人材派遣大手の日総工産が建設し、半導体など、電子デバイス関連の生産現場で活躍するエンジニアを育成しています。

主に教えるのは半導体製造装置のメンテナンスや補修の技術で、自社の派遣スタッフに教育を行うと共に、メーカー社員の研修も受け入れています。

今回、TSMCの進出による需要増を見込み、約2億円をかけ、元の2.5倍、936平方メートルまで増床。これにより、年間の受け入れ可能人数が従来の3倍にあたる300人まで増加したということです。

【日総工産 清水 竜一 社長】
「半導体産業の基盤強化の源泉となるのはやはり人材育成ではないでしょうか。私たち人材サービス産業の果たす役割は極めて大きなものだと考えています」

日総工産は、現在1100人の自社スタッフを今年度以降1400人まで増やす計画です。

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