体操服にも「かっこよさ」が求められています。岡山市の高校で5月31日、2025年度採用する体操服を決めるためのファッションショーが行われました。

(会場の説明)
「冬服の両脇には赤・緑・青が使われています」

モデル役の生徒たちが着ているのは5種類の体操服の試作品です。岡山市の興陽高校で31日、全校生徒約600人が集まり2025年度から採用する体操服のデザインを選ぶためのファッションショーが行われました。

(興陽高校 岡良博教諭)
「デザインが長く使っているので古くなっている。夏(の体操)服は通気性が悪かったので新しい体操服は通気性が良い」

現在の体操服は14年間採用されていて通気性や保温性が低いほか小さくたためず不便との声が生徒からあがり、高校では2023年から新たな体操服の検討を始めていました。

5つの候補は生徒が考えた約180のデザイン案から選ばれたものです。襟に緑の差し色を入れたり足元にラインを4本入れるなどデザイン性の高いものがそろっています。

(生徒)
「かっこいい。今の体操服より色合いが良い」

Q、デザインは重要?

「重要。普段の授業でもかっこよく着たい」

興陽高校では2022年度にも生徒主体で制服を新しいデザインに変えたほか2023年度は髪型などの校則を生徒の意見をもとに変更するなど主体性を育む取り組みが続いています。

(新体操服検討委員会の生徒)
「自分たちも(新しい)制服を1年生から着ている。新しい色合いや風が吹いてくれるのでは」

新しい体操服は全校生徒の投票を踏まえて決定し、2025年度の新入生から着用を始める予定です。

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