飼い主とともに達磨寺境内を練り歩く犬たち=奈良県王寺町

奈良県王寺町の達磨寺で13日、町の犬のマスコットキャラクター「雪丸」が誕生して11年(ワンワン)たったことにちなみ、犬たちが境内を練り歩く「わんわん稚児行列」が初開催された。

雪丸の衣装デザインを手掛ける王寺町在住の着付け師、上村美奈子さん(46)が、交流サイト(SNS)を通じて知り合った愛犬家仲間に声をかけたことで実現した。

寺の伝統行事「達磨会式」の一環として行われ、全国から駆けつけた7家族の12匹が和装姿で飼い主とともに境内を歩いた。訪れた人たちは、愛くるしい犬たちをスマートフォンで撮影したりして楽しんだ。

境内で記念撮影する犬たち=王寺町

トイプードル2匹、ボーダーコリー2匹とともに夫婦で参加した愛知県豊橋市の農業、田嶋明さん(56)は「伝統的な行事に犬とともに参加できたことがとてもうれしい。いい記念になった」と笑顔。日野周圭住職(76)は「犬の七五三詣でに寺を訪れる人は多い。初めての試みだが、今後も続けていきたい」と話している。

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