5月31日、新潟県内で今年度初めてクマによる人身被害が発生したことを受け、県は6月4日、鳥獣被害対策について話し合う会議を開きました。

毎年相次ぐクマの被害…昨年度は県内で10人がクマに襲われたケガをしたほか、5月31日、今年初めて阿賀町に住む50代男性が自宅裏の竹林でクマに襲われケガをしています。

クマ出没警戒警報が発表される中、県は鳥獣被害対策本部会議を開催。

会議では、住居付近や山菜取り中にクマと遭遇し襲われる事例が多いことが共有されたほか、対策として河川の藪を刈り払い、市街地への経路を断つ取り組みなどが報告されました。

その上で、今年度は120台ほどの自動撮影カメラの撮影によるクマの生息状況の把握やデジタル技術を活用してクマが出没しやすい場所・時期を表示するシステムを整備する方針が示されました。

【県農林水産部農産園芸課 渡部浩 課長】
「各種様々な専門家の方々による調査も蓄積しているので、そこをうまく表現できるよう努力していきたい」

また、今の時期は冬眠から目覚めたクマが食料を求めて活発になることから、県は山に入る際には単独行動を避けること、鈴やラジオ・クマ避けスプレーを携帯することなどを呼びかけています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。