認知症について理解を深め症状がある人を手助けする「認知症サポーター」を養成するための講座が、6月10日に岩手県北上市の小学校で開かれました。
講座には人型ロボット「Pepper」も登場しました。

北上市では大手通信会社ソフトバンクなどと協力し、2023年から市内の小学校で認知症の講座を開いています。

10日は和賀西小学校の5年生7人が参加し、クイズやお年寄り役となった「Pepper」とのやりとりを通じて、認知症のある人との接し方について学びました。

講座を受けたことで、児童は10日から「認知症サポーター」となります。

参加した児童
「ゆっくり話したほうがいいって言ったから、おじいちゃんおばあちゃんにやってみたい」
「ペッパーくんが言ったようにできることをやってもらって、できないことだけをそっとサポートしてあげることが大事」

ソフトバンク東北地域CSR部 鈴木利昭参与
「子どもたちに楽しく理解をしっかりしてもらい、明るいまちができるような形で取り組んでもらいたい」

北上市では、毎年人口の1%を新たに「認知症サポーター」とする目標を掲げていて、今後も小学校で講座を開くとしています。

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