希少な生き物が生息する宮崎県延岡市の北川湿原では、県の絶滅危惧種に指定されているグンバイトンボが姿を見せています。

延岡市北川町にある北川湿原は、これまでに40種類以上のトンボが確認されていることから「トンボの楽園」と呼ばれています。

毎年、この時期に姿を見せるのが「グンバイトンボ」。オスの中足と後ろ足の4本に白い葉っぱのようなものがついていて、相撲の行司が持つ軍配のように見えることからこの名前がつけられました。

グンバイトンボの体長は3.5センチほどで、11日は、湿原をひらひらと舞うように飛び、時折、茂みの草に止まって羽を休める様子が観察できました。

北川湿原のグンバイトンボは、7月ごろまで見られるということです。

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