能登半島地震で金沢市周辺に2次避難している能登地区の高校生のために石川県は内灘高校の空き教室を使ったオンライン授業を始めました。

内灘高校には能登地区にある4つの高校に籍を置く34人の生徒が今月9日から通っています。

石川県は先月15日まで金沢市にある県文教会館を学習の場として提供していましたが、学校や学年ごとに教室を用意でき、体育ができる施設もあることから内灘高校に場所を移しました。

生徒たちはタブレット端末を使ってそれぞれが通う能登地区の学校と結んでオンラインで授業を受けています。

石川県教育委員会学校指導課 市澤周治参事:
「生活リズムや学習リズムを整えるということでやはり学校という施設がいいと判断した。不安はあると思うができるだけ生徒のニーズに対応しながら学びを保証していきたい」

県によりますとおよそ50人の高校生が、2次避難のため元いた学校に通えない状況が続いています。
なお内灘高校への通学が難しい生徒は、避難先の近くにある学校に通っているということです。

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