南三陸町のホテルで海に面した岩場にカモメが巣を作り、3羽のひながすくすく成長しています。

志津川湾に面した南三陸ホテル観洋です。ラウンジの窓ガラスをのぞきこむ人たち。
注目を集めているのは、岩場でくつろぐカモメの親子です。
ホテルには毎年、「オオセグロカモメ」が巣を作りにやってきます。今年は先月中旬から2組のつがいがそれぞれ3個の卵を産み、そのうち1組の卵が今月11日から14日にかけて無事にかえったそうです。
ふわふわの産毛に包まれたひなたち。宿泊客をほっこり笑顔にさせています。

福島県からの観光客
「ひながかえっているとは思わなかったので珍しいものが見られてありがたい」
「(親鳥が)敵から子供たちを守っている感じが見てとれて感動した」

また、もう1組のつがいが産んだ卵は今月3日の悪天候により海に流されてしまったそうですが、16日までに新たに1個、卵を産み落としているのが確認されたということです。

南三陸ホテル観洋 斉藤修さん
「『こんなところでカモメの繁殖を見られて驚き』と喜んでもらってうれしかった。無事に巣立っていくことをみんな心より願っている」

カモメのひなたちは海での泳ぎ方などを覚え、およそ2カ月で親鳥ほどの大きさに成長し巣立っていくということです。

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