気象庁の森隆志長官は17日の記者会見で、環境省とともに運用する「熱中症警戒アラート」の開始時期に関し「今年は前倒しは困難。来年以降、早めるかについては環境省と調整する話だと思う」と述べた。
警戒アラートは本年度、今月24日に始め、10月23日まで半年間の予定。今月は既に、日本海側で最高気温30度以上の真夏日を観測するなど、各地で気温が上昇。近年の高温傾向を踏まえ、時期が適切か問われたのに答えた。
24日からの運用開始で、新たに警戒アラートの一段上の位置付けとなる「特別警戒アラート」も、環境省が発表できる仕組みとなる。森長官は「今夏は顕著な高温となる日が多くなる可能性がある。気象庁としても見通しをしっかり伝え、暑さに対する注意喚起をしたい」と語った。
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