6月11日に発生した、新潟県弥彦村で運行する自動運転バスの事故。事故後、バスは運行を休止していましたが、訓練などを経て21日、一部で運行が再開されました。
地域の利便性向上などを目的に弥彦村が今年2月から導入したのが2台の自動運転バス「ミコぴょん号」です。
しかし、導入から5カ月が経った6月11日、自動運転バスが電柱の支線に接触する事故が発生。
バスは路肩に停車していた車両を回避するため手動運転に切り替えて走行していましたが、操作ミスにより対向車線にあった電柱の支線に接触したということです。
この事故で車両前方のセンサーが壊れてしまい、走行することができなくなった自動運転バス。
事故を受け、全てのルートで運行を停止していましたが…
【記者リポート】
「20日まで運行を休止していたミコぴょん号ですが、安全性に十分考慮した上で21日からその運行が再開されます」
事故後、運行管理会社がオペレーターに対し、緊急停止の訓練を実施。安全性を確保できたとして、別のルートを走っていたもう1台のミコぴょん号の運行を再開させました。
通常車内のオペレーターは1人でしたが、2週間程度は保安要員を含む2人体制で運行することに。21日は手動運転での走行も無事に行われていました。
【弥彦村役場 総務部総合政策課 宇野誠 課長】
「村としても安全対策を徹底して安全運行に努めて参りますので、ぜひまたご利用いただければと思う」
国が全国で推進する方針を示している自動運転。
弥彦村は車両の修理などを行ったあと、全線で運行再開させる方針ですが、安全運行に向けた試行錯誤が続いています。
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