盛岡広域の8つの市と町が新たに整備するごみ処理施設について、住民団体が現在の計画を見直し施設を分散させることを検討するよう、4月17日に岩手県盛岡市の内舘市長に要請しました。

17日はごみ処理問題について考える住民団体の代表などが盛岡市役所を訪れ、内舘市長に計画見直しを求める要請書を手渡しました。

盛岡市とその周辺8つの市と町のごみを1カ所で処理する新たな施設は盛岡インターチェンジ近くに建設される予定で、盛岡市などでつくる広域環境組合では2032年度の稼働開始を目指し2024年度整備計画の策定を進めます。

住民団体による今回の要請では現在の基本計画を見直し、ごみ処理施設を分散して設置することを検討するよう求めています。

ごみ処理問題を考える8市町連絡会 黒澤誠さん
「広域からゴミを集めるわけですよね。収集運搬費がかなりかかる。広域化っていうのは(費用対効果が)合わないのではないか」

これに対し内舘市長は「皆さんの意見を聞き作業を進めていく」と述べるに留まりました。

住民団体では施設の分散化により運搬費用を軽減できるとしていて今後も計画の見直しを求め活動していくとしています。

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