運動を通じて高齢者の健康増進を図ろうと、秋田市内の老人クラブのメンバーが集まって25日、スポーツ大会が開かれた。約350人の参加者が気持ちの良い汗を流した。
この大会は、スポーツを通じて健康な体を作り、仲間との親睦を深めてもらおうと、秋田市老人クラブ連合会が毎年開いている。
参加したのは60~90代の会員約350人。競技は、世代を問わず誰でも気軽に楽しめるニュースポーツだ。
このうちスカットボールは、スティックでボールを打ち、得点の穴にボールを入れる高齢者に人気の競技。簡単に決める人もいれば、狙ったところになかなか入らない人もいて、その表情はさまざま。参加者は、仲間と声を掛け合いながら生き生きとプレーしていた。
89歳の男性は「なかなか思ったようにいかなかった。楽しく一日を過ごせることが幸い」と話した。
また、82歳の女性は「普段からグランドゴルフやカーリングをしている。スポーツで体を動かして元気に過ごすことは、すごくすてきだと思う」と笑顔を見せ、75歳の女性は「思うより難しい。元気の秘訣(ひけつ)は何でも前向きに考えること。行事があった時は必ず加わること」と教えてくれた。
このほか、輪投げなど4競技で熱い戦いが繰り広げられ、会場には参加者の笑顔と歓声があふれていた。
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