花見をより楽しめるグルメや、普段とは違う楽しみ方を紹介する企画。今回は、花見のお供に欠かせない「花見弁当」を紹介する。花曇りとなった17日、秋田県産の食材をふんだんに使った「おにぎり」を持って、秋田市の花見スポットに出かけた。
秋田市下北手にある「一つ森公園」。園内のサクラ広場では、約110本のソメイヨシノが見頃を迎えている。サクラは広場を囲むように植えられていて、春のやわらかな雰囲気に包まれている。
ゆったりとした時間を過ごせる公園で花見をしようと、お供を求めて秋田市南通のレンタルスペース「亀の町アップトゥユー」に向かった。
昼と夜、曜日でオーナーが変わるポップアップスペースで、水曜日に出店しているのが「おにぎり おむすび OMEGURI」。提供するのはもちろん「おにぎり」。鈴木希望さんが「自宅で食べるコメ以外の品種も味わってほしい」と、毎週品種をかえて提供している。今週は大潟村産のササニシキ。さっぱりとした味でどんな料理にも合うそうだ。
おにぎりの具材は20種類ほどで、鈴木さんが「食べたい」と思ったものを商品化している。具材はどれもコメとの相性が良くなるよう味付けされ、たっぷりと詰まっている。
おにぎり おむすび OMEGURI・鈴木希望さん:
「食べたい人がほっこりしたり、誰かとの時間を楽しんでくれたり、そういった時間が楽しくあればいいかなと思う」
佐藤愛純アナウンサー:
「一つ森公園に来た。秋田市は朝から雨が降っているが、心なしかサクラの色がより濃く感じられる。雨の日のサクラもいい」
しっとりと雨にぬれたサクラ。雨をまとった花には、はかない美しさが感じられた。
「桜雨」を満喫したら花見スタート。今回選んだ具材は、秋田市民市場にある高寅の「すじこ」と、「こごみと鮭西京焼き」の2種類だ。
佐藤愛純アナウンサー:
「すじこの塩加減がちょうどよく、ぷちぷちとした食感も楽しめる。おにぎりがふんわり握られているのでとても食べやすい。中に本当にたくさんのすじこが入っていて、ぜいたく。こごみの食感が楽しい。ごまの香りとサケのうまみが広がって、まさに春を感じられる」
また、県内でとれた旬の食材を中心に使ったおかずも一緒に楽しめる。
旬のものを味わいながら、いまだけの景色を眺める。春ならではのぜいたくな時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
「おにぎり おむすび OMEGURI」は、4月いっぱいは亀の町で出店しているが、5月以降は秋田市旭南の「小野装花店」に移転する。イートインにも対応していて、店内で食べるときは握りたてを食べられることもあるという。
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