70歳以上の人がバスなどを安く利用できる仙台市の「敬老乗車証」について、10月から自己負担の割合が10%から25%に引き上げられます。6月27日、市民説明会が開かれましたが、参加者から反対の厳しい声が相次ぎました。
太白区で開かれた説明会には市民およそ40人が参加しました。
説明会に参加した市民
「(値上げで)年間3億円の負担を高齢者に押し付けておいて、今行われているさまざまなプロジェクトに対しては30年度までに100億円の支出を行う。お金の使い方違うんじゃないか?」
3月に条例改正案が可決されてから初めての説明会ということで、新しい制度についての周知が目的でしたが、見直しを求める声が相次ぎました。
「敬老乗車制度」は70歳以上の仙台市民がこれまで10%の自己負担で市バスや地下鉄などに乗ることができました。しかし、高齢化により利用者が増え、仙台市は制度を維持するため、10月から負担割合を25%に引き上げます。
説明会に参加した市民
「社会的に貢献した人がどうぞ安心して公共交通を利用してほしいという趣旨で始まった。それが今日までの値上げの歴史、こんなことおかしい」
仙台市健康福祉局高齢企画課 小笠原誠課長
「理解が進んでいない部分があることから、さまざまな意見が出たと受け止めている。より多くの皆さまに理解してもらえるように丁寧な説明に努めていきたい」
仙台市は7月21日までにあと6回、説明会を開く予定です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。