名古屋市中村区の「彩盆(さいほん)の間」は、盆栽を眺めながらコーヒーを楽しむことができるお店で、若い人から人気を集めています。
中村区の名古屋市営地下鉄「国際センター駅」すぐ近くにあるカフェ「彩盆の間」。店内に入ると目に飛び込んできたのは、カウンターそばに置かれた「盆栽」です。
男性客A:
初めての体験なんですけど、すごくいいなと思います。
男性客B:
意外な組み合わせ、びっくりしました。
彩盆の間の中山吉伸さん:
お手元で小さな盆栽を眺めながら、コーヒーやお茶の香りを楽しんでいただける、新しいスタイルのカフェです。
カウンター席にはいろんな盆栽が並んでいて、不思議な空間です。
彩盆の間の中山吉伸さん:
「お手元茶室」と僕は言っているんですけど、黒い畳が敷いてあります。自分のお盆の上に置かれた盆栽を自分の庭だと思って、1杯のコーヒーやお茶を楽しむことができます。
茶室から見る庭に見立てた空間で、落ち着いてコーヒーを楽しむことができます。
要望があれば、コーヒーのイメージに合わせて盆栽を添えてくれます。
フルーティーな香りが特徴の「彩盆(さいほん)」というコーヒーを頼むと、可愛い花が咲いた盆栽を合わせてくれました。
彩盆の間の中山吉伸さん:
彩盆というコーヒーは、小さいお花を思わせるような、甘く爽やかな香りが広がります。これに合う「姫ネムノキ」という木なんですけど、ピンク色の淡いかわいい花を咲かせますが、見た目の印象がすごく合うので。
また、店内にある盆栽で気に入ったものがあれば、自分のテーブル持ってくることもできます。
女性客A:
花がかわいいなと思って。
女性客B:
癒される、ヒーリング効果があるなという感じがします。
男性客A:
この空間が自分の空間という感じですごくいいです。
一緒にいただくコーヒーも特別です。バリスタの中山さんは、サイフォンコーヒーの日本一を決める大会で3回も優勝しています。
彩盆の間の中山吉伸さん:
サイフォンを淹れる専門の人をサイフォニストといって、そのチャンピオンとしてずっと活動しています。サイフォンは高温で短時間で仕上げてコーヒーを淹れます。高温で淹れると香り立ちよくて、すっきりとした味わいのコーヒーになったりする。
店のコンセプトは「カフェ以上、美術館未満」。角度をうまく決めると「月と盆栽」のように見える写真も撮ることができます。
コーヒー以外に、盆栽に見立てたプリンも人気で、遊び心が溢れています。
彩盆の間の中山吉伸さん:
「名古屋の人は1杯のコーヒーを盆栽を愛でながら飲むんだよね」なんて文化が世界に広がっていったら面白いですよね。
(東海テレビ)
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