元日に発生した能登半島地震からまもなく半年です。津波による被害を受けた新潟県上越市の海水浴場では夏の行楽シーズンを前に開設の準備が進められていました。

上越市にある「なおえつ海水浴場」。

夏の行楽シーズンに向け、6月28日は市の委託を受けた企業の社員がゴミ拾いをしていました。

【ゴミ拾いをする人】
「環境がよくなって、きれいな海で泳いでもらえれば助かる」

しかし、約半年前多くのゴミが漂着していたなおえつ海水浴場。元日に発生した能登半島地震による津波が押し寄せ、海の家も流されていました。

【齋藤正昂アナウンサー】
「1月に取材した際には、あたり一面に流された木材が散乱していましたが、今は1か所にまとめられ整理されています。そして、道路は砂に覆われていましたが、きれいになり車が通れるようになっています」

県の補助金なども活用し、海水浴場が開設できるほどに片付けられていました。

また、シーズンには県の内外から観光客が訪れ、にぎわいを見せる海の家は…

【齋藤正昂アナウンサー】
「こちらの海の家は津波によって真ん中の部分が流されてしまったため、現在、新しく柱を立てて建設作業が行われています。そして残った両脇の建物も津波によって壁がはがされてしまったため、新たな木の板で壁の修復を行っています」

急ピッチで修復が進む海水浴場に関係者も期待を寄せています。

【上越市観光コンベンション協会 企画事業課 梅澤佑介 主任】
「浜茶屋組合の努力や関係各所からご協力いただいた上で、今年もなんとか海水浴場を開設できる運びになっている。お越しいただける方が安全に遊べるような海水浴場の運営というのを目指していきたい」

なおえつ海水浴場では7月1日に安全祈願祭が行われ、13日から安全監視員の設置と海の家の営業が始まります。

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