子育て中、そして、これから子育てをするママとパパへ向けた、あるイベントが開催された。

「それでは位置について、Let's ハイハーイ!」という合図で始まったのは、ハイハイレース。
ママとパパたちは、スマホを片手に貴重な“ハイハイ”の時期を思い出に残している。

28日、東京・江東区で、子育て世帯や妊娠中の人たちなどを応援するイベント『Thanksママフォーラム』が行われた。

ベビーカーがゆったりと通れるように設営された会場には、超コンパクトに畳める最新のベビーカーや、離乳食・おやつ、抱っこひもなど、お試しできるものが多数展示されている。

他にも、子どもの洋服やおもちゃなど、使わなくなった物を無料で次の人へ渡す「おゆずり会」も行われた。

スタッフが「持ってきていただいて、いつもありがとうございます。ありがとね。思い出を次の子にバトンタッチね」と話しながら、来場者から使わなくなった物を預かる場面も見られた。

「おゆずり会」の来場者は「すぐ着られなくなっちゃうから、もったいないなと思い次の子にと思い、持ってきた」「今は自分の好きな服って選んだりしないので、今のうちにお金をためておいて、欲しい服ができたら好きなのを買ってあげようと」と話した。

さらに“ベビトレヨガ”や子ども向けの交通安全教室『JAF Try Safety with kids』など、親子で体験したり、子育てを応援するブースもある。

初めて迎える赤ちゃんのために必要な準備を学ぶ『プレママ・プレパパセミナー』も行われた。

スタッフが「こんな感じで手を入れていただいて、お尻を軽く持ち上げてください」と話しながらレクチャーしているのは、紙おむつの着け方だ。

これからママとパパになる人たちは、少しぎこちない手つきでおむつを着ける練習をしていた。

セミナー参加者は「何も分からない状態で、いきなり子育てに突入するというのは心配だし、こういう場があるだけで精神的に安心できる」と話した。

このような子育てイベントを開催した狙いについて、住友不動産商業マネジメント・藤勝之営業本部長は「(来場者の大半は)東京に住んでいる方なので、実家が遠くにある。一つ一つの小さなことを相談する相手がいない。これから子育てする方、子育て中のママとパパに情報交換してもらって、つながっていただくイベント」と話す。

来場者の中には「さっきも月齢近い子とか『こんにちは』みたいな感じで」と話し、子育て中の親子同士で交流したという人もいた。

新たなつながりで悩み解消へ。
子育て応援イベントは事前予約制で、29日まで行われる。

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