■経年劣化で落下 理工学部生の頭頂部を直撃

近畿大学で、教室の天井ボードが落下し、天井の下にいた学生が頭頂部を打撲するなどのけがをしました。

近大によると、今月8日、午前10時30分すぎ、東大阪キャンパス17号館3階の301教室で、天井のボードが経年劣化で落下し、天井の下にいた理工学部3年の男子学生に直撃したということです。

学生は、頭頂部を打撲するなどのけがをしましたが、全治3日の軽傷です。
落下当時は、2時限目開始前の休み時間でした。

■「90cm×1m80cm」の天井ボード2枚落下「計22キロ」学生の私物パソコン3台も破壊

天井ボードは2枚落下しており、それぞれの大きさは90cm×1m80cm。重さはあわせて22キロあり、プラスターボードと石膏ボードの2層構造になっているということです。
落下の衝撃で、学生の私物ノートパソコン3台も破壊されました。
近大は、壊れたノートパソコンの相当額を弁償する方針です。


■天井の全面改修を実施予定

落下した天井ボードは、2003年の内装改修工事で施工されたもので、事故後の調査では、施工方法には問題がなく、2022年の定期点検では異常がなかったことを確認していたということです。

近大は、6月末までに、17号館の全教室の天井について、全面改修を実施するなど再発防止に努めるとしています。

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