岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、陸上男子1500mでインターハイ出場を決めた、岡山県立水島工業高校3年の渡辺和志選手です。
岡山市北区のシティライトスタジアムで5月30日に行われた岡山県高校総体(陸上競技)男子1500m決勝のレースは、残り800m付近で集団の先頭にいたピーター ムトゥリ選手(岡山商大附・2年)が飛び出し徐々にペースアップ、後続の選手をどんどん引き離していきます。その後を追うように日本人選手の中から一気に抜け出した渡辺選手、終盤は長崎航選手(岡山芳泉)ら有力選手らとの競り合いを制し、4分02秒85の2位でフィニッシュしました。翌日の5000mでは3位(14分48秒82)と、それぞれ日本人1位の成績で中国高校総体(6月14日~16日・鳥取市)に進出しました。
中国総体では男子1500mで自己ベストを更新する3分55秒51で見事6位に入賞し、7月28日から福岡市で行われるインターハイへの出場を決めた渡辺選手。岡山県高校総体男子1500mの表彰式の後に、当日のレース感想や今後の目標を聞きました。
(撮影と聞き手:OHK岡山放送 西村和子)
Q:男子1500mでピーター ムトゥリ選手に次ぐ2位。率直な気持ちは。
(渡辺和志選手)
「今年(2024年)に入って右足の足首を疲労骨折し、練習も積めず不安もあったが、1位ではなくても、2位は率直に嬉しいです」
Q:4分02秒台でのゴール。その瞬間はガッツポーズをしていたが、2位でよかったっていうその時の気持ちが出た
「はい」
Q:特にライバル視をしていた選手は?
「いや、特にもうみんながライバルなので、これといった人はいないです」
Q:目標タイムはどれぐらいで行こうと考えていたか
「タイムじゃなくて3位以内を目標に頑張りました。(順位で?)はい」
Q:ピーター ムトゥリ選手に序盤大きくリードを許している格好に。それについて焦りは?
「焦りはなく、もう自分のペースでというのを考えながら(走っていた)」
Q:最低でも3位は死守する
「はい」
Q:その(目標の)3位以内にその4分02秒、03秒台に(他の選手が)集中してゴールした。(インターハイ出場圏内での競り合いが想定されるが)次の中国インターハイに向けて、どのように修正していきたいと思うか
「2週間後の中国大会に向けて、時間もあまりないので立て直す。本命は5000mなので(この種目でもインターハイ出場)を狙っていきたいです」
Q:1500mでも中国大会で最低限6位以内に入って全国に行きたい
「はい」
Q:全国インターハイはまだ出たことはないとのこと。インターハイ、国体あるが目標は
「自分の中での最大の目標は5000mを高校生のうちに13分台で走ること。1500mは水島工業の先輩、小松直生さんの岡山県記録(3分49秒34)を目標に頑張りたいと思います」
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