2024年6月、名古屋市営地下鉄名城線の八事駅で、最終電車が予定よりも早く出発するトラブルがありました。6人が乗れなかったということですが、なぜ早く出発してしまったのか、市の交通局に聞きました。
■本来4分35秒停車するはずが…45秒停車で発車 6人が終電に乗れず
6月3日午前0時過ぎ、市営地下鉄名城線の八事駅で、終電が予定よりも早く出発し、
6人が乗ることができませんでした。
八事駅は名城線と鶴舞線の乗り換えできる駅です。終電は、鶴舞線から降りた乗客を待つため本来、4分35秒停車することになっていましたが、運転士が忘れ、誤って通常の45秒停車で出発したということです。
予定より3分50秒早く出発し、6人が乗れませんでした。
■名城線のホームには駅員は不在に
この時、名城線だけが終電だったため、駅員は終電を案内するため、鶴舞線のホームに向かっていて、改札にも駅員を配置しなければならないため、名城線のホームには駅員はおらず、運転士ひとりの判断だけで予定より早く出発していました。
名古屋市の市営地下鉄は急行や特急などがないため、長く停車するのは、終電や始発のみと少なかったのも失念した要因のひとつかもしれないと話しています。
■交通局は謝罪しタクシー代を補填
乗り換えなどで乗車できなかった6人はタクシーなどで帰路につき、翌4日に交通局が謝罪した上でタクシー代の補償をし、納得してもらえたということです。
交通局は「今後このような事案が発生することがないよう、改めて指導してまいります」としています。
(東海テレビ)
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