ガラス越しに間近でサルたちを見ることができる「あかげりうむ」=埼玉県宮代町

東武動物公園のサル山は開園の翌年、昭和57年にオープンしました。現在飼育係を務めている一人ですが、小さい頃に東武動物公園に来たときの写真を見返したところ、姉と一緒にサル山を背景に撮影したあどけない笑顔の写真がありました。それからはや数十年、まさかかつて見たサル山のリニューアルに飼育係として関わることになるとは夢に思いませんでした。サル山の老朽化に伴いリニューアルすることとなり、「アカゲザルのどんな姿を見てもらいたいか」ということを中心にスタッフとたくさん話し合いました。

そうして完成したサル山は新名称を「あかげ365」とし、「1年を通し、季節によって移り変わるサルたちの姿」をごらんいただけるように土や草、樹木を取り入れ、水場は、夏はプール、冬は露天風呂として活用できます。

そして、新たにガラス越しに間近でサルを観察できる空間「あかげりうむ」も完成しました。写真に写るかつての幼かった私でも、背伸びをすることなくサルたちを見ることができるでしょう。新しい山とともに季節ごとにさまざまな変化を見せるアカゲザルたちにぜひ会いに来てください。

入園料や営業に関するお問い合わせは同園(0480・93・1200)、またはホームページにて。各種SNSにも最新情報を投稿中。

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