福岡市動物園(同市中央区)は9日、ライオンの雌「ネネ」が21歳で死んだと発表した。同園の飼育担当者は「来園以来18年間、動物園の人気者として来園者に親しんでもらった。安らかに眠ってほしい」と話している。15日までライオン舎に献花台を置く。
同園によると、ネネは2003年に九州自然動物公園「アフリカンサファリ」(大分県宇佐市)で生まれ、06年に来園。普段はゆったりした性格で、少し神経質なところもあった。馬肉が好きだったが、6月に入って急激に食欲が落ち、同25日からバックヤードで静養していて、7月9日朝に寝室で死んでいるのを飼育員が見つけた。ライオンの平均寿命は20歳程度という。
同園で飼育しているライオンは14年に来園した雄「チャチャ丸」(11歳)だけになった。【竹林静】
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