初夏にかけて動物がベビーラッシュを迎える中、カルガモが、人が集まる意外な場所で産卵し、卵を温めています。その場所とは?

茂みでじっとしているカモ。そのお腹の下には卵が・・このカモがいるのはなんと・・・住宅展示場の一角です!

岡山市中区のOHKハウジング。クラブハウス近くの桜の木の麓で7月初めごろに産卵し、親鳥がじっと卵を温めています。全身が茶色く嘴の先端が黄色のためカルガモとみられます。

(OHKハウジング 坂本義幸さん)
「いつの間にか巣があって、夏のキャンペーンで人通りも多くなるから心配」

(平野桂子記者)
「この場所、風鈴の音や大きな道路があり車の音など静かではないが、カモはじっと卵温めている」

市街地の水辺で巣作りをすることもあるといいますが、なぜこんなところに巣を作ったのでしょうか?

(池田動物園・鳥獣保護センター 花島里奈さん)
「水辺がないところで巣を作るのは珍しくない事。背の高い草むらに巣を作ることが多いので、本人の都合がよかったのか。最悪の場合、卵を温めずにどこかへ逃げるということもあるので見て見ぬふりをして、鳥が人間の存在が気にならないように気を使ってあげるのが大事」

住宅展示場に理想の我が家を作ったカルガモ。卵が孵化するには1カ月くらいかかるということで静かに見守れば可愛いひなたちが見られるかもしれません。

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