東京大(藤井輝夫学長)は12日、現在検討している学費引き上げの可否について、11月までに決めると明らかにした。
2025年度の入学者選抜要項に関するオンライン記者会見で、藤垣裕子副学長は学費について「11月までには決定される予定」と時期について初めて言及した。また、発表前に藤井学長と記者が懇談する場を設ける意向も明らかにした。
東大はこれまでに約10万円の学費値上げの検討を明らかにしている。複数の関係者によると、5月時点では今回の記者会見で「学費改定の記者説明」を予定しているとの説明があった。その後の一部の学生や教員らの値上げへの反発を受けて、慎重に対応を検討しているとみられる。
25年度の一般入試の募集人員は2958人、学校推薦型選抜は100人程度と、いずれも前年度と同じとなっている。【西本紗保美】
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