暑い時に熱いものを食べることで内臓の動きが活発になり、疲労回復につながると言われています。夏バテ防止に、韓国料理の「スンドゥブ・チゲ」はいかがでしょうか。
訪れたのは、「オモニの手作りまんま亭」。韓国の家庭料理を提供するアットホームなお店です。
韓国では、夏でもスンドゥブを食べることは多いのですか。
押川敬姫さん
「一年中、よく食べます。スンドゥブというのは、韓国語で、絹ごし豆腐よりもやわらかい「純豆腐」のことです。当店で人気なのは、こちらの「海鮮スンドゥブチゲ」です。」
エビやアサリ・イカ・ベビーホタテ、玉ねぎ、人参などが入っています。さらに、おからも入れるとスープにとろみが出て、これがおいしいんだそうです。
(成井)
「辛さが1辛〜5辛までできるそうなので、2辛でいただきます。」
(押川敬姫さん)
「夏は冷たい飲み物などをとることが多くなりますので、内臓も冷やされます。栄養バランスが良く体を温めてくれるスンドゥブで、夏を元気に乗り切ってください。そんなスンドゥブ・チゲ、自宅でも簡単に作れるんです。」
オンラインなどで料理教室を開催している「韓国麹料理Ikuyo」の矢野根育代さんを訪ねました。
美腸発酵フードアドバイザーでもある矢野根さん。教わるのは、発酵フード「麹」を使ったスンドゥブです。
(成井)
「調理に時間がかかったり、面倒な作業があったりしませんか。」
(矢野根育代さん)
「大丈夫です。簡単にできますので、ぜひ作ってみてください。スンドゥブは、タンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素を一度に摂れます。調味料として使う塩麹や、しょうゆ、味噌は、元気の源となる「腸」を整えるのに役立ちます。」
まず、豚肉を、塩麹・酒・しょうゆ・おろしニンニク・おろしショウガに20分〜30分漬け込んでおきます。
次に、豚肉をごま油で炒め、・色が変わったら、キムチを加えて炒めます。
材料に火が通ったら、ひたひたになるぐらいの水、砂糖、粉唐辛子を入れて加熱します。粉唐辛子の量で辛みを調整してください。
再沸騰したら、白ネギ・豆腐を入れて、味噌と甘酒を溶き加えます。
最後に味をみて、塩で味を整え、卵を落とし、青ネギをかけたら完成です。
(矢野根育代さん)
「甘酒が味の深みを出すポイントですね。あさりやキノコを入れたら、もっとおいしくなりますよ。」
「お腹の調子も体の調子も整って、きっと心まで元気にしてくれると思います。夏こそスンドゥブがおすすめです。」
お店で食べるも良し、自分で作もよし。いかがですか!
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