東日本大震災で亡くなった石巻市の6歳の女の子が描いた絵をデザインした自動販売機が、泉区にある大学に設置されました。

仙台白百合女子大学に16日設置された自動販売機。東日本大震災で幼稚園のバスに乗せられ、津波とその後に起きた火災で亡くなった佐藤愛梨ちゃん(当時6)が描いた絵をデザインしています。

愛梨ちゃんの母・佐藤美香さん
「自分の思いのままに描いていたので『どういうふうな意味があるの?』と聞いたら『このハートのお魚ちゃんたちがみんなを幸せにしてあげているんだ』と言っていたので」

愛梨ちゃんが震災の前年「想像の海の生きものたち」というテーマで描いた絵。
防災意識を高めてほしいと避難を呼びかけるメッセージも添えられています。

愛梨ちゃんの母・佐藤美香さん
「自動販売機は小さい子からお年寄りまで購入してくださるので、この自販機を通じていろんなことを知って学んでもらえればなというふうに思います」

この大学の学生が佐藤さんと一緒に絵本を制作したことをきっかけに今回の設置が決まりました。
売上の一部は防災プロジェクトの活動費に充てられるということです。

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